『お薬と生活』コーナーでは、お薬や健康生活にまつわる話題を取り上げています。
日々の生活の中に取り込めるちょっとした工夫や季節に応じた健康対策のほか、ケイアイエム(KIM Pharmacy)の薬局店舗での取り組みなど、みなさまの健康生活をサポートする情報を提供しています。
“めまい”について
2016年4月
多くの方が“めまい”という言葉を耳にした事があると思いますが、一言で“めまい”と言っても、めまいには2つのタイプがあります。
ひとつは、目の前がくるくると回る“回転性めまい”。もうひとつは、立ちくらみやふらつきが起こる“非回転性めまい”です。
めまいが起こる原因は様々で、耳の病気、脳の病気、全身の病気が関係して起こります。
めまいの治療薬について
めまいが起こった時には、めまい以外に吐き気や嘔吐などを伴う場合があります。また、不安な気持ちがめまいを悪化させることもあるため、次のような薬が処方されます。
- めまいを抑える薬
- 吐き気や嘔吐を抑える薬
- めまいに対する不安を取り除く薬
めまいが起こらないように心がけること
めまいが起こる原因は様々ありますが、日常生活の心がけで改善できることもありますので、次のようなことに気を付けて生活を送りましょう。
- 睡眠と休養を十分にとる
- 睡眠不足が続くと、めまいが起こりやすくなります。
- お酒やタバコは控えめに
- お酒は脳の機能を低下させるため、めまいやふらつきが悪化する可能性があります。また、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、脳や内耳の血液の循環を悪くするため、めまいが起こりやすくなります。
- 規則正しい食事をする
- 栄養が不足すると血行不良となり、めまいが起こりやすくなります。
- ストレスとうまく付き合う
- 適度な運動や趣味を楽しむなど、ストレスを減らす工夫をしましょう。
ちなみに“良性発作性頭位めまい症”と診断された方は、めまいが起きても、Drの指示通り耳石を動かす運動を積極的にしましょう。
このように日常生活に気を付けていてもめまいが続く場合は、無理をせず受診しましょう。
また、めまいに伴って激しい頭痛や手足の麻痺があったり、気が遠くなる感じがした場合は、生命にかかわる病気が原因となっている可能性もあります。できるだけ早く救急病院などを受診するようにしてください。