『お薬と生活』コーナーでは、お薬や健康生活にまつわる話題を取り上げています。
日々の生活の中に取り込めるちょっとした工夫や季節に応じた健康対策のほか、ケイアイエム(KIM Pharmacy)の薬局店舗での取り組みなど、みなさまの健康生活をサポートする情報を提供しています。
インフルエンザのお話
2017年1月
毎年12月から3月にかけて流行するインフルエンザ。感染すると苦しいし、残念ながら予定をキャンセルなんてことも・・・。賢く対処するためにインフルエンザについて学んでいきましょう。
インフルエンザと普通の風邪はどう違うの?
インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染して起こります。ウイルスはくしゃみや咳の飛沫に含まれて1~2mも拡散します。感染力の強いA型とB型が主流です。
●インフルエンザ
- インフルエンザウイルスが原因
- 12月~3月に流行
- 全身症状が特徴(38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など)
- 局所症状も出ることがある
- 症状は強く急激に現れる
- 重症化することがある(肺炎、脳症など)
●風邪
- 様々な病原体が原因
- 年間を通じて感染
- 局所症状が特徴(喉の痛み、鼻汁、くしゃみ、咳など)
- 高熱や全身症状は少ない
- 症状は少しずつゆっくり現れる
- 重症化はあまりない
インフルエンザにかかったら?
- ❶ 早めに受診しましょう。
検査の時間は約10分。発熱して12時間未満の場合に陽性にならないことがあります。 - ❷ 抗インフルエンザウイルス薬が処方されます(内服薬、吸入薬、点滴など)。
症状が出てから48時間以内に開始しないと十分な効果が期待できません。お薬をもらったらできるだけ早く始めて下さい。 - ❸ 自宅で安静にしましょう。
発熱で汗をかいて脱水症状にならないよう水分補給も忘れずに! ※学校保健安全法で出席停止期間が定められています。
予防しましょう
- 流行前にワクチン接種
- 咳エチケット(マスクをつける、口や鼻を覆う)
- 正しい手洗い(石鹸と流水でしっかり)
- 適度な保湿(50~60%)で喉の乾燥防止
- 十分な睡眠とバランスのよい食事で免疫力アップ
- 人混みや繁華街への外出は控える
まとめ
インルエンザかな?と思ったら早めに受診しましょう。周囲へのエチケットを守って感染の拡大を防ぎましょう。しっかり予防して流行期を乗り切りましょう!